ビジネス統計スペシャリスト取得のきっかけとは?
統計学は大学時代の授業で少しだけ学んでいて、当時は紙と電卓で計算していました。社会人になってから日常的にExcelを使うことが多くなり、経理職として働くいまは、毎月の源泉所得税や年末調整の計算などにExcelを多用しています。
社会のデータ活用の浸透に伴い「統計スキル」の重要性が叫ばれるなか、もともと興味のあった統計についてネットで調べたところ、Excelを使った統計分析のスキルを証明できる「ビジネス統計スペシャリスト」という資格があることを知りました。数年前から統計に関する資格(※)はいくつか取得していたので、エクセル分析ベーシック(基礎レベル)ではなく、最初からエクセル分析スペシャリスト(上級レベル)の取得を目指して勉強することにしました。
学習方法を教えてください
試験対策に利用したのは、公式テキスト「Excelで学ぶ ビジネスデータ分析の基礎」「Excelで学ぶ実践ビジネスデータ分析」と、演習問題「ビジネス統計スペシャリスト エクセル分析スペシャリスト Web模試」の3点です。まずはテキストを読み、その後に章末問題を1度目は解説を見ながら、そして2度目は自力で解答できるように取り組みました。1日1章ずつのペースで学習を進め、最後にWeb模試を活用。約1カ月の学習期間後に受験しました。
取得したスキルを仕事にどのように活かしていますか?
現職では習得したスキルを満遍なく発揮する機会はさほど多くはなく、売上高増加率に対する対応性の高い費用の把握などに活かしている程度です。ただ、現状の把握や予測について回帰分析を使って報告した結果、説得力が増して周囲の賛同が得やすくなったことがあり、以前より根拠のある社内説明ができるようになったと感じています。
今後は、このたび知り得た統計学の考え方やExcelでのやり方をもっと経理の仕事に活かすべく、「管理会計」の分野で歩留率の改善、さらにはその計算の自動化などを手がけていきたいと考えています。
※「統計検定 3級」「統計調査士」
取得科目
エクセル分析スペシャリスト(上級レベル)
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